シャヒード、100の命
―パレスチナで生きて死ぬこと―

100 SHAHEED- 100 LIVESRahma

Rahma1
未完成の刺繍作品   
ラフマ・ヒンディー

 54歳。2人の息子と2人の娘がいた。夫はすでに亡かった。ベイト・サーフール出身。
 娘2人と長男はすでに結婚し、教師をしている次男と一緒に暮らしていた。ベイト・サーフールのボランティア活動女性委員会のメンバーで、刺繍のボランティア活動をしていた。2000年10月9日の朝、ラフマは友人のアズィーザ・ダンヌーンとともにタクシーに乗っていた。アズィーザと同様、前夜、爆撃された家族や友人の安否を確かめにいくところだった。そのタクシーが故障し、ラフマはアズィーザと車を降り、道端で別のタクシーが来るのを待っていた。そこへ突如、イスラエルのヘリコプターが現れ、ファタハのリーダー、フセイン・アベーヤートが乗っていた車をミサイルで爆撃し、暗殺した。アベーヤートは死亡し、ラハマもアズィーザもその巻き添えとなって亡くなった。


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